雌伏 ~1023年 四月~
……先月のこと、まだ引きずってます。立ち直ろう。うう。
さて、四月になりました。先月は尚武と実梨が当家を去りました。そして、尚武と実梨が二人で訓練を付けた垂穂が家に来て、また今月、二人が見ることのできなかった尚武の忘れ形見が家に来ます。
こちらの子。見た瞬間槍使い確定しました。すごくたくさんの理由があるんですけど、全部が彼女は槍使いだと、そう物語っている。
まずね、髪質。尚武にそっくりなんですよ。ほんっとに。参考画像こちら。
こちら尚武。まず髪のチクチク感(?)がそっくり。
更に、カラーリングが全部一緒なんですよね。しっかり父の魂を受け継いでる感じ。
お父さんを継ぐという意味でも、尖ってそうという意味でも(?)、槍使いがいいなって。
極めつけは、好物・千枚漬け。……え?何が極めつけかって……?
あの、千枚漬けって、千枚通しに似てません???
……分からないですか?もう一回言いますね?
千枚漬けって千枚通しに似てますよね?????
千枚通しって何か?お見せしましょう。
はいこれ。きりの一種です。槍に似てませんか?似てるんだよ。ほら、槍使いになるべくして生まれてきた子って感じがするでしょう???絶対この子これ持ってるから。
実際の千枚漬けは、薄く切ったカブとかダイコンとかを酢と唐辛子でつけるアレです。彼女は千枚漬けに千枚通しをぶっさして食べてます。確実に食べてる。やっばい。
ということで槍使いに確定しました。名前も桐にしようかと思ったんですけど、流石に自重しました。ギャグ過ぎるから。
でも、ツンツンしてるイメージなのもあって、やっぱりちょっと語感に鋭さが欲しいなと思いまして。桔梗(ききょう)としました。
素質ですが……まあこれ一番伸びた瞬間が撮れてるやつです。ある程度差し引きして考えなければいけないんですけど……それにしても、心風がすっっごい。鈴女様の一番高いとこが出てます。その反面、心火がめっちゃ低いですね。心土も高いし、ほんとに多くは語らないんだけど、自分に独特の感性をもってて、ふわっと行動しちゃうイメージ。今までの千種家にはないタイプの子なのかなあ……。まだわからないですけどね。
技値はまあ安定しているなって思いますね。見た目ほど高くはないですけど、低くもないです。やるべき事というか、求められたことはきちんとこなせる人って感じかな。それが行動力の指針になってます。
体素質は……火がひっくいなあ……これはちょっとやばいかもしれんね。でもやっぱり風が高いですねえ……。風の申し子って感じする。ホントに。ほっておくとどっかいっちゃいそう……。
さてさて。今月は訓練期間の子が二人もいます。この子たちを置いて出陣することもできますが、今は大江山を越えて日も浅い。無理をするべきではないし、来たる戦いに備えてじっと力をためておくのが良いでしょう。
というわけで、今月は訓練を二組付けて、二人で出陣する、という形態をとることにしました。問題は、どのペアにするか。
志穂はね、表に出したいんですよ。当主として、外を哨戒する役目を感じると思います。また、紅葉も出陣させたいです。単純に育て足りないから。
そうすると残るのは菫と茜。どっちがどっちに訓練を付けたものか……。弓使い、拳法家がそれぞれ剣士と槍使いを教えるのか……あんまり共通点ないなあ……。
でも、剣士と拳法家はインファイターって感じするし、槍使いと弓使いは武器の形状少し似てるし、遠距離めだし、どっちも使いだし(?)合いそう。これで行きます。
ということで、出陣は志穂・紅葉。菫が垂穂の訓練をつけて、茜が桔梗の訓練をつける。これで行きます。
出陣先ですが、二人だとどこへ行くにも何かにつけて不安だし、うっかり中ボスとか踏んだら全滅する。……ということで、中ボスのいない唯一の迷宮、九重楼へ向かいました。
まあ黄川人が髪とか庭の話してたと思う。志穂はしっかり聞いて覚えてる。睨んでるけど。紅葉はかなり激している。抑えてはいるけど。
ということで、九重楼行ってきました。目的は哨戒と紅葉の育成。まあ上々でしたね。……戦果はって?
鹿角兜。
おまえはもういいよ!!!!!!!!!!!!!!!