垣根の垣根の百物語

PSP俺屍Rの自分の一族とか某inb氏の一族の話とか ネタバレあります。

炎の双子 ~1022年 六月~

さて。とうとう、とうとう1022年六月となりました。

なにがとうとうか? 実はですね……

この月から!!!スクショという機能がある事を!!!!知ります!!!!!!

 

先月投稿でお気づきの方もいるかもしれませんが。今月からちょくちょくスクショを残すようになってるんですよねえ……。

でも、この時はまだプレイ記書こうとか思ってなかったので、全然撮ってないです。むしろ今までとあんまり変わりません。(後一年くらい……待ってほしいなあ)

 

でですね。ここで全員の素質とか能力値とかをもう一度確認しておこうと思いまして!

改めての紹介、みたいな感じにもなります!!

まずは当主・翠蓮です。

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……今月で二歳。良く生きてくれました。本当に長生きで、頼れる兄がいなくなってからも、ずっと家を引っぱってくれました。

彼女、素質バーだけ見るとかなりの火力バカなんですけど、意外と体火は体風とどっこいでした。かなり速く動いて、(当たれば)悪羅でも一撃で沈める必殺の火力です。

特筆するほど技水は高くないんですけど、それを補って余りある火力だったので問題ありませんでした。岩清水最強。

 

次、少し飛ばして実梨。

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めっちゃ素質低く見えてますけどそこまでではないです。でも、正直そこまで強くはないんですよね。翠蓮達の次世代ということを考えると。彼女には楓・穣という先人がいますが、かたや当主として一族を牽引し、かたや一族唯一の奥義を完成させた男。重荷になって居なければ良いのですが。ただ、当初の予定通り体力と防御は折り紙付きなので、しっかり一族の盾となります。技土が低いのはご愛敬。

……ただねえ……心素質がほんと平坦なんですよね。何を考えているのか、よくわからなくなることがあります。尚武と仲がいいのは間違いないんですけど。

 

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はいこちら。その尚武です。彼はねえ……体素質とか心素質で言えば実梨を完全に凌駕してます。属性武器はないし、武器も堅実目な槍なのであまり目立たないのですが、そつなく強いんですよね。欠点は技力がめっちゃ低いこと。戦闘中の回復とかバフだけで息切れするんですよねえ。立ち位置的にほんとは彼にそういうとこ任せたいんですけど。心風はしっかり高く、迷い箸に見られるような思慮深い男になっているはずです。

 

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当家に現れた天才。やはり麒麟児であった麒麟児の子。志穂です。心火と体水ぶっちぎり素質バーなんですけど、意外にも一番高いのは心水。心火を抑えるすべを知っている彼女です。戦闘面に関して言えば、技水が圧倒的なので秋津ノ薙刀の申し子。安定した素質からまんべんなく敵を切り伏せます。これといった弱点は……術の習得が偏りがち、くらいですかねえ……。

 

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当家に現れた天才その2。菫です。この子マジでおかしい。髪切れそう。心水が今んとこ高いですね。結構素質バーは極端なので、不安なんですけど……。

何より身体が安定して高いのが強いんですけど、それ以上に他の子たちと比べて特筆すべきは技素質の安定。楽しみです。

 

そして、双子の片割れ。

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芹香です。彼女はしっかり者です。気性の激しい女ですが、誰よりも早く動き、自らの素質に見合った胡蝶の手袋を手に入れ、これからも敵を叩き伏せてゆくでしょう。

妹の面倒をよく見ている強い子なんですけど、要所の出陣を結構妹に譲ってますね。技力タンクがいると楽なんですよね……。

そして。

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こちら、すすきです。健康度が、下がってます。

……まさか、妹が先に下がるなんてなあ……。どんな気持ちで芹香は弱るすすきを見つめているのでしょうか。芹香はすすきを守る事、すすきを導くことを一つの行動指針としている子です。妹は守る対象であった。そんな妹が、自分よりも先に、自分にはどうにもできない形で弱っていくなんて。

すすき個人の素質としては、本当に技力が高い。特に由良様の最も高い技風を受け継いでます。心素質は姉と似ているんですけど、芹香以上に激しい衝動を抱えた子です。似ているところは在れど、役割として、「お姉ちゃんだから」芹香がストッパーになっていた部分はあるのでしょう。木霊の弓の火力を地の体火で補う強い子でした。

 

……さて。こうなってしまっては、もう交神する子は決まったも同然です。本当は芹香からにしようかなと思っていたのですが。今月はすすきの交神。そして、世代を出来るだけばらけさせるために、芹香の交神はもう少し引っ張ります。どちらにせよ、向こう二ヶ月は白骨城と選考試合と決まっています。選考試合を蹴ってもいいんですけど……都の人たちとの関係をあえて悪化させることは、良しとしないんじゃないかなあ……。

 

すすきの交神相手なんですけど……かなり悩みました。なにがか。いないんですよ!!!

いい感じの男神が!!!!

6000~9000あたりがいい感じの相場かなと思うんですけど、ここら辺にいるのはオカマだったり天狗だったりするわけですよ。うむむう……。多少下がっても牛とかいるし。

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この人とかも考えましたけど、並んだ時にちょっと違うんだよなあ……。

 

最終的な候補は、三人くらいまで絞られました。

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七転八倒おじさん。並んだ時ね、意外といい感じなんですよね。

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不動泰山様。怖い。なーーーーんかちがう。

三ツ星さんは、残念ながら選考外となりました。だってすすきにはもうちょっと柔らかい感じの人がいいです……。

 

そして、最終的に決めたのがこの人。

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火車丸様。はっきり言って奉納点が低いです。でも、体素質が高くまとまってて、外れを引かない安心感がある。そして、技素質はすすきの高いものがある。そして、火車丸様にお願いするなら多分今を逃すともう次はない。こういう理由が何となくありました。

この人ツンデレだし、割と素直なすすきと高相性かなと思って!!!!

 

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ほら似合う。やっぱ俺天才なんだなあ。

火車丸様も直情のすすきにはたじたじでしょう。

よろしくお願いします!!!!!!!

 

 

といったところで。

屋敷にすすきが戻りましたところで、翠蓮にとうとう迎えの時が訪れます。漢方を欠かさず勿論服用していたんですけどね……。

翠蓮は、当初の予定通り、皆に宣言していた通り、尚武を次期当主に指名しました。

彼女なりに考えた結果なのでしょう。もう一族の才ある者が悩んだりしないように、と。一族が揉めたりすることの無いように、と。

長く、長く一族を見守ってきた彼女なりの判断です。

 

 

 

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真垣 翠蓮

六代目 真垣 琳太郎

享年 二歳

1020年 6月 真垣 山茶花とやたノ黒蠅様の子として誕生。

1020年 8月 夏の朱点童子討伐隊選考試合へ出場。優勝を飾る。

1020年 10月 九重楼への出陣。拳の指南獲得。

1020年 11月 相翼院への出陣。

1020年 12月 大江山への出陣。

1021年 3月 春の朱点童子討伐隊選考試合へ出場。優勝を飾る。六代目当主就任。

1021年 4月 鳥居千万宮への出陣。稲荷ノ狐次郎打倒。

1921年 5月 鳥居千万宮への出陣。九尾吊りお紺打倒。

1021年 8月 夏の朱点童子討伐隊選考試合へ出場。優勝を飾る。

1021年 9月 相翼院への出陣。片羽ノお業相手に敗走。死に瀕する。

1021年 12月 大江山への出陣。痩せ仁王・太り仁王打倒。虚空坊岩鼻様を解放。

1022年 1月 鳥居千万宮への出陣。稲荷ノ狐次郎・九尾吊りお紺打倒。

1022年 2月 大隅爆円様との交神。菫を儲ける。

1022年 4月 菫に訓練を授ける。

1022年 6月 永眠。

 

翠蓮はですねえ……上の素質画像を見てもらえるとわかると思うんですけど、心素質の風と水が高くて、ぽやっとした子なんですよね。本当は。当主向きじゃなかった。でも、一族が強くなるために。その中で彼女が成長するために。彼女は当主に選ばれました。信条・棚ぼた待ちというのは大きくは変わってないでしょう。心が穏やかであれば、不要な無理はしない子でした。しかし、必要な無理はする子でもありました。

片羽ノお業戦。死地に家族を連れてきてしまった彼女は、どんな思いでいたでしょうか。一族の為に身すら捨てる覚悟で、お業の前に一人立ちはだかった姿は、紛れもなく当主の姿でした。

当主就任当初から自らの不達を実感し続けていた彼女は、然し、自らを認める事が出来たのか、というのがずっと心残りでした。

 

——誰か、火乱火の巻物を

  持ってきてくれませんか?

  呪文の最後のとこ、もう一度……

 

今際の際に、彼女が考えていたことは。自らの実力不足でした。

火乱火は、彼女が最後まで覚えられなかった術です。彼女は、どこまでも自分の実力を疑い続けていたのでしょうか。一回目のお紺戦では何もできなかった。お業戦では皆の盾となる事しかできなかった。彼女の当主としての姿は、大江山にて楓にしっかりと見届けられました。然し彼女は、自分の至らなさを抱えていたのかもしれません。

一族最長の寿命を預かった彼女は、後進に訓練をつけ、そして一族を見守ることに時間を費やしていたのですが、それでもなお、自分の弱さと、戦わない間にすらも、向き合わざるを得なかったのでしょうか。

 

 

翠蓮。もう、休んでいいんだよ。お疲れ様。

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