垣根の垣根の百物語

PSP俺屍Rの自分の一族とか某inb氏の一族の話とか ネタバレあります。

雪辱 ~1022年 五月~

五月になりました。

 

今月は、どこかの迷宮の最奥まで進みたいなと思っています。どこか、というか、選択肢は相翼院か九重楼の二つしかないんですけど。

まだ12月までは討伐一回分余裕があるんですが、どうしても今月にしたい理由がありました。

今月は相翼院討伐。片羽ノお業を、今度こそ叩き潰します。……翠蓮が、生きている間に。

 

 

討伐隊。誰を出陣させるか悩みました。翠蓮、芹香、すすきを出したい気持ちがとてもあります。楓の分も一撃くれてやりたい気持ちはあるでしょう。ただ、尚武・実梨は何となく休養が目立っています。あんまり簡単に休ませたくない。翠蓮なら、どういう判断をするのか。考えました。

……翠蓮なら、自分がこれ以上出ようとは思わない。

そう思いました。だから、今月の翠蓮はお休みです。

そして、芹香も休ませることにしました。いろいろ考えたんですけど、今月菫の訓練を芹香に着けてほしかったんです。ちょっと菫の素質を再掲しますと、

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こんな感じ。心水が能力的には一番高いんですけど、素質的には風と火が強くて、少々危なっかしいところのある子です。土が低めで我慢が効かないというのもあります。そこで、百戦錬磨の芹香に拳法家としての作法を教えてあげてほしいと。翠蓮のお願いかな。

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この芹香、心風が低く、あとはバランスよくまとまっている堅実な性格が、最も高い心火を地に足つけさせています。血の気が多いのはやはり由良様譲りなんですけど、「大人」としてまとまってるんですよね、性格が。(画像は一ヶ月後のものです。今は一歳六か月。

ということで、菫の指導は芹香が。それを翠蓮がサポートし、討伐隊は尚武・すすき・実梨・志穂という編成です。

隊長は尚武になってもらうことにしました。もう翠蓮の健康に陰りが見える中、尚武には次期当主としての経験を積んでもらわなければなりません。

勿論志穂はまだ三回目の討伐ですので、しっかり力をつける必要があります。もう欲しいものも手前にはないので、一気に奥の院まで進んで悪羅相手にお稽古です。

 

しかしですね。うちの志穂ちゃん。正直つっよいんですよね。いや才能だけで言えば菫がぶっちぎり(他の子が3000点台の中、一人だけ素質点が5800)なんですけど、まず体力が高い。芹香やすすきなんかはもう抜き去る勢いです。なんといっても体素質がめちゃめちゃ安定してるんですよね。技の値はまだ若いしそこまででもないんですけど。技の水だけは、他と比べてもいい素質バーしてるし伸びもいいので、大事にしていきたいところです。

というところで、奥の院でずーーーーーっと戦ってました。一回部屋の中の悪羅を全滅させて入りなおしたりもしてました。血の気がやばい。だからでしょうか。いいものを拾いました。

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秋津ノ薙刀。いい薙刀です。かまいたちを振るっていた志穂でしたが、とうとう彼女のための武器を手に入れてしまいました。そこからはもうばっさばっさと敵をなぎ倒す志穂。(現時点では群を抜いて速いわけじゃないのでそこまでうまくいかないんですけどね)。

ここにきて、皆の装備が整ってきました。すすきはずっと木霊の弓ですし、実梨も最近真砂の太刀を手に入れたので、一人尚武だけが属性武器を使ってないんですよね。家の芹香もつい最近胡蝶の手袋を手に入れました。菫はまだ何もないですけど、芹香の武器は彼女に受け継がれていきますからね。

尚武は今片鎌八角槍を装備しています。いやまあ、笹ノ葉丸でもいいんですけど……あんまり技風、というより技が高くないんですよね、尚武は。すすきの半分くらいしかないんです。すすきは技が150とかあってすごい強いんですけど。その代わり尚武は体水と土が高くて、絶対に倒れない男です。すすきがいれば回復も間に合う。その間に志穂が雑魚を散らして、実梨が斬り込む。いいチームです。

 

 

さて、鬼子母の間。すすきにとっては二度目。他の三人にとっては初めての場所。すすきは前回、本当に何もできずにやられていくだけでした。目の前で皆をかばう翠蓮を置いて、傷ついた芹香や楓の回復に専念することしかできませんでした。でも、今回は違います。体力にも余裕がある。実梨や尚武に至っては400近く、そう簡単に沈みません。全員お地母も覚えています。

 

開幕芭蕉嵐。かつての苦い記憶がよみがえります。でも、薙刀を後ろに控えてさせる布陣で、体力の高い実梨や尚武が受け切ります。お地母三回で間に合う回復量。この時点で前回とは違います。武人を集める余裕が出来ました。力を集めたのは、最も火力の高い実梨。相手が芭蕉嵐を使わないタイミングがあれば、全員で切りかかります。全員攻撃はしっかり通ります。お業に一撃をくれてやりたいのは、きっと皆も同じ。

すぐに彼女は姿を変え、正体を現しました。しかし、単体攻撃の昇天蹴りなど、まともに喰らっても全く動じない二人がいます。そのまま、驚くほどあっさりと、しかし確実に、お業は沈みました。

 

あっけなく終わった一戦かもしれません。でも、それ以上に、彼らにとっては意味深い戦いとなりました。