宿世 ~1021年 四月~
四月です!!!!
先月穣が亡くなりまして……今月からは翠蓮が当主です。ただこの子はあまり自覚がな
いのがちょっと不安で……どうすればいいのかとか分かってない節がちょっとありそう。洞助や楓を頼りつつ当主として成長してほしいなと思います。
そして今月は、穣の忘れ形見となるような子がお家にやってきます。
それがこの子。
言いたいことはいろいろあるんですけど、とりあえず「前世は:力士」です。それがすべてと言っても過言ではない。
だって前世は力士ですよ!?それって穣とおんなじじゃないですか!!!!
なんか、特徴が遺伝することがあるってのはこの時は知らなくて後から聞いた情報なんですけど、それでも前世がかぶるなんてことあります!?
……かつては父・穣と横綱の座を争った力士であった……とか。
いやーーーでもそうですね、魂として父と同じ存在から生まれているっていうのはどうでしょうか。魂が二分されて、それぞれ別々に生をうけたから、実質父の生まれ変わりだけど前世ではない。という感じですね。
で、なんですけど、だとしたら蓮美様がそれに気づいていて、だからこの子の前世が力士だとみんなに伝えてくれた、という感じですかね。一族的に穣の前世が力士だと知るのもこのタイミングになります。
そうするともう、僕としてはこの子には父の空蝉でありながら実体でもある、表裏一体の存在としてのイメージが離れませんでした。蓮美様が名前を付けた、という設定も加えて、この子に名前を付けました。
実梨(みのり)ちゃんです。当然職業は剣士。父の形見の天目一刀を持ってもらいます。父の魂を胸に、父をも越える活躍を期待してます。
素質は全体的にあんまり高くないですねえ……まあでも体水・体土が高いので剣士としての仕事に困るほどではないですね。心素質はどこが突出してるとかはあんまりないですね。あんまり思ったことを口に出さないタイプなのかもしれないです。
んーーーーこれはなんか、お父さんの顔を見ないで生まれてきたことすらある種運命みたいな気がしてならないですねえ……同じ魂が現世に二つは存在しなかった、みたいな。
さて、今月ですが翠蓮当主の最初の出陣です。どこへ行ったものか。ということなんですが、実はもう考えてありました。そろそろ、迷宮の大将を倒したくなってくる。そう考えたときに、最もいけそうな場所はどこかなと。白骨城は今はいけないので、候補は三つ。まあ、考えたんですけど……
今回、翠蓮隊は二ヶ月かけて鳥居千万宮を制圧することにしました。そして、今は狐を余裕で倒せるわけでもないという実力。それを鑑みて、狐では源太召喚も視野に入れていました。そして、最奥でも指輪を使いたいのは道理。……つまり。
一ヶ月目で鳥居千万宮の奥まで行き、狐を倒す。そして出来るだけ奥まで進んでみる。そこで何となく様子を探ってみる。
それを済ませた後、もう一回鳥居千万宮を、狐のいない状態で突っ切り、奥で鍛える。
これです。これで完璧。これ誰の立てた作戦だろうなあ……翠蓮はこれを立案できなさそう。まあ、洞助・楓・芹香あたりが相談したか、楓が一人で考えた案を持ち込み打診して、そのまま採用した、みたいな感じですかねえ……。楓が考えた案だったら、楓は結構な不信をすでに翠蓮に対して持ってることになりますねえ……苦しい。
まあ、兎にも角にも今回のメンバーは翠蓮・楓・芹香・すすきです。そして実梨の訓練は、洞助に任せます。まあ変な奴ですけど、穣のことは良く知ってるし、実梨にも合わせてくれるでしょう。
ちょっと気を引き締めて、突撃!!!
赤い火はなかった気がします。あったら絶対狐解放してるしね。
本当は奥で時間を使うことを念頭に考えるべきなのですが、今回は実梨に真砂の太刀をあげたかったこともあって、しばらく稲荷直前の鳥居のエリアをうろうろして居ました。でもなにももらえなかったよ……。
今回は目的通り、狐との戦闘。戦ってる相手だし、全然困ることはなかったですね……まあ開幕パパぶっぱが効いたのもあるとは思います。
そしてそれ以上奥へ。ここからはほとんど未知のエリアです。提灯消すとなんかワープすることは知ってる。アレなんなんでしょうね……忍術……?
鳥居より奥に入るのは二回目なんですけど、あの洞窟?みたいな?エリアは探索できてなかったのでドッキドキです……
まあ実際倒すのが悪羅という意味では相翼院の奥とかと大差ないし、倒し慣れてると言えば慣れてるので全然問題はないですかねー。あんまり気を抜くと死んじゃうので速攻はかけてますけど。予定通り時間を奥の院で使っていました。土々呂の巻物をゲットしたのは確かこの時。これでこのまま来月神様解放出来たらおいしいんですけどねー。とりあえず今日はここまでです
(もう悪羅を倒すのにもそんなに困らないし、余裕なんじゃないかなってちょっと思っている人の図)