垣根の垣根の百物語

PSP俺屍Rの自分の一族とか某inb氏の一族の話とか ネタバレあります。

よかった ~1020年 二月~

二月です。千種の健康度はもう限界なので、今月まで、なんですよね……。辛すぎる。本当に辛すぎる。

でもまずは!!!当家に新しい家族が来るのを祝わなくてはいけません!!!!

イツ花からは、「変わった人だけど、大物かもしれない」とのお言葉をいただきました。千種が変なやつだからなあ……その子供が変なやつでも全くおかしくないんだよなあ……

 

はい、まずはお顔ドン。

 

       f:id:miriking-writing:20181217020131j:plain

なんか、ひょうひょうとしてる感じですね。変わってるやつっぽい気はします。目の色、髪の色はお母さんの千種譲りかなあ。肌の色はあすか様でしょうね。千種はちょっとうらやましがるかも。

心の素質は水と風が高め。あんまり火や土は高くなくて、変わってる感マシマシだなあと思ってました。身体の水が高いですね。水の子って感じです。でもこれは序の口なんですよ……。

 

 

彼。

特徴・早飯早グソ。

 

…………こいつ、ぜってえ変なやつだ。

一人で黙々とガツガツ米をかき込んで、ふらっと便所に行って、ふらっとすぐに帰ってくるような。まず自分の特徴としてこれを挙げる時点で変なやつだよ絶対……。

一族きっての変人に間違いありません。だから名前も、いつもの植物モチーフでかっこいい名前とか、そういう無難なところを突くべきじゃないんだろうなと思ってしばらく悩みました。

そして、決定!

f:id:miriking-writing:20181217021524j:plain

こちら、洞助(うろすけ)と読みます。

洞ってのはアレですね。木のうろ。穴です。植物そのものっていうよりなんかそこにできてる空洞を指して、ちょっと変わってる感じになりそうだったのと、単純に語感がめちゃめちゃ気に入ってしまったので。

彼の職業ですが、悩んだんですけど、線が細い方だなという感じがしたので、薙刀士になってもらいました!

これから頑張ってほしいものです……!!

 

……さて。突然ですが、ここで一度一族の年齢を整理しておきたいと思います。並べてないと年齢関係ちょっと見づらいなと単純に思いまして……!!

f:id:miriking-writing:20181215215323j:plain  千種  1歳7ヶ月

f:id:miriking-writing:20181217023016j:plain  山茶花 1歳5ヶ月

f:id:miriking-writing:20181212174917j:plain  梵天丸 1歳5ヶ月

f:id:miriking-writing:20181217023052j:plain  菊梧  0歳11ヶ月

f:id:miriking-writing:20181217023136j:plain  穣   0歳6ヶ月

f:id:miriking-writing:20181217020131j:plain  洞助  0歳0ヶ月

 

……こうしてみると、上三人は近いけどそこから結構飛んでますよね。三人で年が近いからこそ、発言権が分散したりするのかなあ……。

今月は千種の最期の月、ということもあって、彼女にはとにかく!とにかく千金人参を飲んでもらいますし、洞助に訓練をつけてもらわなきゃいけません。親子で過ごすいいチャンスだし、死にそうになっている家族を悲しむ、心配する、そういう時において山茶花梵天丸も仲がいいも悪いもありません。みんな家族思いなんです。ただ、それぞれがそのためにちょっといろんな方を向いているだけで。

 

そして、ちょうど今月、先月投資した商業部門の成果があり、品ぞろえが増えたんですよね。それで、とある武器のおかげで、久しぶりに行きたい場所とその目的ができました。それがこれ。

f:id:miriking-writing:20181217024903j:plain

天目一刀のお買い上げでございます。こちら、名刀長船に代わる梵天丸の武器になるんですけど、これを装備するとタタラ陣内様が解放できます。ということで、今回の目的は神様解放ついでに九重楼のおいしいアイテムを拾ってくること。特に拳の指南!!!他に何があるかは分かってないんですけどね。

ということで、新たな武器・天目一刀を梵天丸に、名刀長船を穣に持たせました。

討伐隊は前回と同じ四人。梵天丸・山茶花・菊梧・穣です。

 

……赤い火はともらず。それあったら即拳取りに行くんですけどねえ……。

ですがしかし!朱の首輪は確率でドロップしてくれます。タタラ陣内様をすんなり解放することができました!梵天丸もご満悦。しばらくは紅こべエリアで戦っていたんですが、何とここで素晴らしい武器を手に入れることができました!!!

それは……かまいたち。言わずと知れた風属性長刀です!!!!!

千種と洞助へのいいお土産ができたな、と思って帰宅する一行。なかなか梵天丸が頼もしく、当主らしくなっていってますね。その時々のやりたいことをしっかりクリアしていってます。山茶花も、梵天丸の当主ぶりは認めていることでしょう。

 

……そして、帰ってきた梵天丸たちを玄関で迎えるのは、イツ花と洞助だけでした。

 

 

 

     f:id:miriking-writing:20181215215323j:plain

真垣 千種

享年 一歳七ヶ月

1018年 7月 真垣 琳太郎と魂寄せ お蛍様の子として誕生。

1018年 9月 双翼院への出陣。白浪河太郎様を解放。

1018年 10月 鳥居千万宮への出陣。

1018年 11月 九重楼への出陣、七天斎八起打倒。

1018年 12月 双翼院への出陣。槍の指南獲得。

1019年 2月 鳥居千万宮への出陣。風車ノお七様解放。

1019年 3月 九重楼への出陣。七天斎八起打倒。やたノ黒蠅様解放。

1019年 4月 双翼院への出陣。

1019年 5月 鳥居千万宮への出陣。稲荷ノ狐次郎打倒。

1019年 8月 九重楼への出陣。

1019年 9月 双翼院への出陣。

1019年 11月 九重楼への出陣。七天斎八起打倒。

1019年 12月 鳳 あすか様との交神の儀。洞助を儲ける。

1020年 2月 洞助に訓練を授ける。永眠。

 

千種は、ずっとお姉ちゃんの葵と一緒に、同じ風属性の薙刀を振り回して、ちょっとだけ自分の方が強い武器を持たせてもらって、そんな優しいお姉ちゃんが大好きだったんですよね。バカ騒ぎなんておかしな趣味も、そうやって騒いでいたらみんなが笑ってくれるから、そういう風に騒いで、おどけて、道化をして。そんな風に過ごして、みんな笑ってるのが何より好きだった。一族のみんなが誰よりも大好きだったんだと思います。

ほんとうは、すっごく優しくて心配性で気にしいなんですよね。そんなに気の強い子って訳じゃないんです。

 

でも、もう葵が長くないってことがわかって、すごく悲しいって時に菊梧が倒れて。そんな、悲しいことと不安なことが折り重なってものすごく心身共に疲れてる時に、梵天丸と葵の言い争いがありました。

きっともう、なんなの!って感じで、こんなにも大変で葵にも心労や負担を少しでもかけたくないようなときに、梵天丸がそんなに厳しいことをなんで言うのか、頭ではわかってても納得はできなかったと思うんです。彼女にとって一番大事なのは、今いる家族がみんな笑っててくれることだから。

 

だから梵天丸と喧嘩をしてしまっても、それでみんなが笑顔じゃなくなるのがすごく嫌で、だから自分を抑えつけて、いつもと同じように「おどけた千種」を演じた。道化の道化になってしまったんですよね。その一方で自由だった「葵の妹」からみんなの姉になり、弟が当主になり、必然的に気を使う。でもそれって分裂していて、すごく無理をしてる状態だから、今度は彼女自身がつらくなってしまう。梵天丸の立派な当主としての姿も見ているので、本当は許したいんだけどそのきっかけもない。

そういう苦しみがあったときに、千種は菊梧・穣を率いて迷宮に乗り込みました。そこで直々に彼らの成長を見れたこと。あと、鳳あすか様の影響はやっぱりあるんじゃないかなって思うんです。 あすか様も、キザな振る舞いをあえてしてる所があると思っていて、そういう振る舞いを常にしてる人には、道化を演じたり無理をしてたりする千種のことはすぐわかっちゃうと思うんです。抱え込みがちな彼女を、優しく包み込んでくれたことと思います。

 

晩年は梵天丸とも仲直りして、いい意味で素の自分が出せたのかな、って思うんです。みんなが笑ってるのが好きで、弟相手にもふざけてバカ騒ぎをしちゃうような、そんなちょっと子供っぽいお姉ちゃんに。心の水の高さに恥じない、優しい子でした。

もしかしたら、自分を差し置いて梵天丸が当主に選ばれたことへの小さな不満は、山茶花とも同じだったかもしれません。今となっては、彼女にとってはどっちでもいいことでしょう。

 

———さようなら。 楽しかったよ。

 

 

……こんなに苦しい気持ちになる時期が長かったのに、でも、楽しかったよって言ってくれるんです。そんなにもみんなが大好きで、優しい子なんです。ありがとう。

 

 

f:id:miriking-writing:20181217040419j:plain

 

千種ちゃん、お疲れ様でした。